前向きチャイルドシートでお子さまを拘束する方法にはいくつかの種類がありますが、現在、多くのチャイルドシートメーカーが採用しているのが「5点式ハーネス」です。
では、なぜこれほど多くのメーカーが5点式ハーネスを採用しているのでしょうか。
その理由は、お子さまをチャイルドシートにしっかりと保持し、事故の際の衝撃を効果的に分散できる拘束方法だと考えられているためです。
5点式ハーネスが衝撃を分散する仕組み

5点式ハーネスは、左右の肩ベルト、左右の腰ベルト、そして股部分のバックルの計5か所でお子さまを支えます。
万が一の衝突時には、これら5つのポイントで衝撃を分散しながら、お子さまの身体をチャイルドシート内にしっかりと保持します。
特に肩から骨盤にかけて身体全体を支える構造のため、前方からの衝撃だけでなく、さまざまな方向からの力に対しても安定した拘束性能を発揮します。
横転事故でも重要となる拘束性能
自動車事故は前面衝突だけではありません。
衝突の状況によっては、車両が横転してしまうケースもあります。
こうした事故を想定し、現在の欧州安全基準「R129」では、ロールオーバーテスト
(転覆試験)が本格的に導入されています。
https://youtu.be/LOfppW3k0Bo?si=rKuYKbs0GgIbJxIQ&t=127
この試験では、「車両が横転した際に、お子さまを適切に保持できるか」が確認されます。

車が逆さまになった状態では、お子さまの身体には重力によって下方向への力がかかります。そのような状況でも、5点式ハーネスは上半身をしっかりと支え、チャイルドシートからの落下や身体の大きな移動を防ぐ役割を果たします。
このような優れた拘束性能が評価され、多くのチャイルドシートメーカーが5点式ハーネスを採用しているのです。
正しく使わなければ性能は発揮できません
ただし、どれほど安全性の高いチャイルドシートであっても、正しく使用できていなければ本来の性能を発揮することはできません。
例えば、
- お子さまが肩ベルトから腕を抜いてしまう
- ハーネスが緩い状態になっている
- 肩ベルトの高さが適切でない
といった状態では、事故の際に十分な保護性能を得られない可能性があります。
ベルト抜けでお困りの方はご相談ください
当店ではこれまで数多くのお客様から、肩ベルトから腕を抜いてしまう「ベルト抜け」のご相談をいただいてまいりました。
お子さまの体格や座り方、チャイルドシートの種類によって原因はさまざまですが、これまで高い確率で改善のお手伝いをしてきた実績があります。
ご来店いただける場合は、お車やチャイルドシートの状況、お子さまの様子を実際に確認しながら、より適切な解決方法をご提案いたします。
また、遠方にお住まいでご来店が難しい方につきましても、メールやInstagramのDMでご相談を承っております。
CHILDSEAT LAB.|公式インスタグラム▶︎@childseat_lab
チャイルドシートのベルト抜けやハーネスの調整でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。